絆を深める家造り 株式会社 木絆

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木絆のご相談・設計担当建築士 守屋の「和モダン」ブログ

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子供たちが帰ってきたくなる家。

木絆DAILY

独立した子供たちが
実家に帰ってきたくなるのは
なぜでしょう?


広い家だから。
新しい家だから。
きれいに片づいているから。
それも理由の一つかもしれません。


でも、本当に子供たちを
家へ連れ戻しているものは
もっと別のところに
あるように思います。


久しぶりに
実家の玄関を開けたとき、
ふっと感じる、
その家独特のにおい。


台所から聞こえる、包丁の音。
鍋のふたが触れ合う音。
出汁や煮物の香り。


夏、涼やかに鳴っていた風鈴の音。
裸足で歩いたときの、畳の感触。
廊下を歩くと少しきしむ、床の音。


こうしたものは、
暮らしていた頃には
特別だと思わなかったはずです。


あまりにも当たり前で、
意識することさえなかったもの。


でも、家を離れて何年か経つと、
その何気ない一つひとつが、
急に懐かしくなることがあります。


子供たちは、
建物としての家に
帰っているわけではありません。


その家で過ごした時間。
家族と囲んだ食卓。
叱られたこと。
笑い転げたこと。


眠れない夜に
寝室の天井を見つめたこと。
学校から帰ると、
いつも誰かがいたこと。


そんな記憶のなかに
帰ってきているのだと思います。


大人になると、
子どもたちはそれぞれの場所で
暮らし始めます。


仕事に悩むこともあるでしょう。
子育てに疲れることもあるでしょう。


思うようにいかず、
少し休みたくなることもあるでしょう。


そんなとき、
ここに帰れば大丈夫。
と思える場所があることは、
とても大きな支えになります。


何かをしてもらわなくてもいい。


特別なごちそうがなくてもいい。


ただ、いつもの椅子に座り、
いつものお茶を飲み、
いつもの声を聞く。


それだけで、
少し元気になれることがあります。


家は、雨や風を防ぐだけの
箱ではありません。
家族の心を休ませる
ベースキャンプでもあります。


何十年たっても
思い出される家は、

大きな吹き抜けがある家でも、
最新設備が並ぶ家でも、
高価な家具で飾られた家でも
ないかもしれません。


朝日が入る食卓。

家族の気配が分かる間取り。

季節の風が通る窓。

素足に心地よい無垢の床。

ゴロンと寝転び和める畳の間。


そうした何気ないものに
少しずつ家族の記憶が
沁み渡っていきます。


家づくりで本当に大切なのは、
完成した瞬間の見栄えだけでは
ありません。


その家で、
どんな毎日を重ねていくのか。

どんな音が聞こえ、

どんな香りがして、

どんな触感が残るのか。


それらの積み重ねが、
その家にしかない
帰りたくなる理由を
つくるのだと思います。


木絆(きずな)は、
岡山県産材を使った
木の家を手がけています。


木には、
見た目の美しさだけではない
魅力があります。


触れたときのぬくもり。

年月とともに深まる色。

季節によって変わる香り。

足裏に伝わる、やさしい感触。


新品のときが
いちばん美しいのではなく、
家族と一緒に年を重ねることで
味わいが増していく。


それが、木の家です。


柱についた小さな傷も、
床についたへこみも、
子どもの成長と一緒に刻まれた
暮らしの記録になります。


四半世紀先、
独立した子供がその傷を見て、
「これ、私がつけたんだよね。」
と笑う日が来るかもしれません。


私たち木絆がつくりたいのは、
ただ暮らしやすい家では
ありません。


玄関を開けた瞬間に、
心がほどける家。


子供たちが大人になっても、
やっぱりここは落ち着くと思える家。


そして、家族の記憶が
静かに積み重なっていく家。


何十年たっても、
また帰ってきたくなる家をつくる。
それが、木絆の家づくりです。



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最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。