お盆は、親御さんと「家」の話を。
こんにちは。
岡山県倉敷市で県産材を使った
木の家を手がけている工務店、
木絆(きずな)です。
お盆に実家へ帰ると、
「元気?」「遠いところ、悪いね。」
そんな挨拶を交わしたあとは
野球や仕事の話に終始する。
とくに父と息子の場合、
お互いのことを深く話さないまま、
休みが終わってしまうことも
多いのではないでしょうか。
それが悪いわけではありません。
言葉が少なくても、
同じ部屋で過ごすだけで
伝わるものもあります。
でも今年のお盆は、
少しだけ違う話をしてみませんか。
それは、「家」の話です。
まずは、
「2階には上がったりする?」
「この勝手口、いまも使っているの?」
そんな何気ない質問をしてみましょう。
家のことを聞いているようですが、
本当に知りたいのは
親御さんの現在の暮らしです。
「2階は使っている?」そう聞くと、
「最近は、ほとんど上がらないな。」
という答えが返ってくるかもしれません。
以前は寝室が2階にあったけれど、
階段がしんどくなり、
いまは1階の和室で寝ている。
洗濯物を干すために
2階のベランダへ上がっていたけれど、
最近は室内干しに変えた。
そんな暮らしの変化が
見えてくることがあります。
本人にとっては、
わざわざ子どもに話すほどのことでは
ないのかもしれません。
「まだ大丈夫。」
「このくらいならできる。」
そう思っていることもあるでしょう。
でも、小さな変化の中に、
これからの住まいを考えるヒントが
隠れていることがあります。
また、
昔は毎日のように使っていた勝手口。
ゴミを出す。
畑へ出る。
買い物から帰って、
荷物を直接キッチンへ運ぶ。
とても便利な場所だったはずです。
ところがいまは、
「段差があるから使っていない。」
「防犯が気になるから、閉めたまま。」
ということもあります。
家は、
住む人の年齢や家族構成が変われば、
使い方も変わります。
昔は便利だったものが、
今は負担になっている。
そのことに気づくのも、
家の話をする意味です。
親御さんに、
「困っていることはない?」と聞いても、
「別にないよ。」「まだ大丈夫。」
と答えることが多いものです。
心配をかけたくない。
弱ったと思われたくない。
子どもに迷惑をかけたくない。
そんな気持ちが
あるのかもしれません。
だからこそ、
正面から「困っていない?」と
聞くのではなく、
「この窓、開けているの?」
「お風呂の手すり、使っている?」
「夜、トイレまで遠くない?」
と、家のこととして話すのがおすすめ。
家の話であれば、
親御さんも答えやすいです。
話しているうちに、
「じつは、ここが少し大変でな。」
「最近は、こうしているんだ。」
と、本音が出てくることがあります。
そんな親御さんの話を聞くと、
「リフォームした方がいいのかな。」
「建て替えを考えるべき?」
と、結論を急ぐかもしれません。
でも、最初から答えを
決める必要はありません。
大切なのは、
親御さんのいまの暮らしを知ること。
どこで過ごす時間が長いのか。
使わなくなった部屋はあるのか。
負担に感じる動作はあるのか。
冬の寒さや夏の暑さはどうか。
掃除や庭の手入れは大変ではないか。
こうしたことを
ひとつずつ知ることが、
親御さんの家を考える
第一歩になります。
そのうえで、
いまの家をリフォームするのか。
1階だけで暮らせるようにするのか。
家を小さく建て替えるのか。
別の住まい方を考えるのか。
そういった選択肢を
ゆっくり整理していけばよいのです。
親御さんの家は、
親御さんだけの問題ではありません。
親御さんの家について考えることは、
親御さんだけのためではありません。
子どもにとっても、
これからどう関わっていくのか。
どのくらいの距離で支えるのか。
空き家になったときどうするのか。
家族全体の問題でもあります。
とはいえ、
お盆の食卓でいきなり
「この家、将来どうする?」
と聞くと、少し重い雰囲気になります。
だから最初は、
「2階、最近使っている?」
くらいでいいのです。
小さな質問から、
小さな会話を始める。
その積み重ねが、
いざというときに
慌てない準備になります。
親御さんがどんな毎日を送り、
何を負担に感じ、
どんな暮らしを望んでいるのか。
それを知ることが、
この先も安心して暮らしていくための
最初の一歩になるかもしれません。
今年のお盆は、
「家」の話から、
「親御さんの暮らし」を知る。
木絆は、親御さんの家を
どうするかというご相談も、
まずはいまの暮らしを伺うところから
一緒に考えていきます。
建て替えありきでも、
リフォームありきでもありません。
ご家族にとって無理のない形を、
ゆっくり見つけていきましょう。
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最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。