手放すことは、親の想いを捨てることではない。
こんにちは。
倉敷の工務店、木絆(きずな)です。
先日、プラチナ世代限定
建て替え前の整理セミナーを
無事開催することができました。
セミナーでは、参加された
皆さまの年代が近いこともあり
私自身も共感するお話が
たくさん飛び交いました。
その中でも特に印象に残ったのが
親から受け継いだものをどうするか
というお悩みです。
昭和30年代に生まれた方々が
結婚された頃は、
今とはずいぶん様子が違いました。
結婚が決まると、
ご両親が嫁入り道具として
家具一式を準備。
箪笥や鏡台、食器棚などを
トラックに積み、紅白の飾りをつけて
新居へ運ぶ光景も
珍しくありませんでした。
当時は家具だけではありません。
洋食器や和食器のセット、来客用の器。
着物も、留袖の訪問着、喪服まで
揃えてくれました。
困らないように。
恥をかかないように。
幸せな家庭を築いてほしい。
そんな親心を込めて。
だからこそ、
50代・60代になり、
これからの暮らしを考えた時に
悩まれる方が少なくありません。
使っていないけれど、
処分するのは申し訳ない。
親が一生懸命
用意してくれたものだから。
その一方で
ご主人はというと、
使わないなら処分すればいい
と考える方も少なくありません。
実際、セミナーでも
ご夫婦で考え方の違いが
はっきり表れていました。
奥様は“親の想い”を感じている。
ご主人は“いまの暮らし”を考えている。
どちらも間違いではありません。
そんな中、
講師のおおもと先生が
とても素敵な言葉を
かけてくださいました。
お母さまは、
これらの処分で
娘さんが悩まれることを
望んではおられないと思います。
品々に詰まった想いに感謝しつつ
手放してもらえたら。
これからは、
すっきりした気持ちで終の棲家に
住まわれることを喜んでくださると
思いますよ、と。
会場の奥様方の表情が
少しやわらいだように見えました。
私自身も、
とても心に残る言葉でした。
住まいの整理をしていると
捨てる、残す、という話に
なりがちです。
でも本当はそうではなく、
感謝して次の暮らしへ進む。
ということなのかもしれません。
親が残してくれたものは、
モノそのものよりも
込められた想いが大切です。
その想いは、
モノを手放したからといって
消えるものではないはず。
プラチナ世代の家づくりは
単に新しい家を建てることでは
ありません。
これまでの人生を振り返り、
これからの人生を
心地よく暮らすための
準備です。
モノを整理すること。
暮らしを整えること。
そして気持ちを整えること。
その先に、
本当に自分たちらしい終の棲家が
見えてくるのではないでしょうか。
木絆では、
家づくりだけでなく
これからの暮らし方についても
一緒に考えるお手伝いをしています。
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ありがとうございました。