最先端の技術を結集して
建てられた
東京スカイツリー。


以前のブログで、
その内装に和柄が
用いられていることを
お伝えしましたが、


じつは、その形状にも
日本の伝統的な工法・
デザインである


「そり」と「むくり」が
用いられています。


「そり」とは、
線や面がなだらかに反った
ラインを描いているもので


神社やお寺の屋根に
用いられているもの。


「むくり」とは、
奈良時代に建築された
法隆寺や平安時代の
寺院建築の柱に見られる


やわらかくふくらんだ
カーブのことです。


東京スカイツリーの
設計段階で作られた
模型は約40個。


その中で構造的に最も
無理がなく、かつ強度が
得られるものとして


「そり」と「むくり」を
併せ持つプランが
採択されました。


ここで特筆すべきは
「そり」や「むくり」が


単なるデザインのモチーフ
として採用されたのでは
ないということ。


はるか昔の工法が
スカイツリーの
強度を保つのに
一役買っているのです。


世界最高の高さを誇る
東京スカイツリーは
そういう意味合いでも


まさに世界最高の
和モダン建築。


私たちが建てる
和モダンデザインの家とは
規模が全く異なりますが、


日本の伝統的な工法・
デザインから学ぶ
姿勢は同じです。


そして、
それはこれからも
変わることは
ないでしょう。


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